片岡屋

ユニットコン Concrete Unit

穴埋めに埋込み栓を用いる金属製コーン『ユニットコン』をご紹介します。
【NETIS商品:QS-180008-A】

<概要>


何について何をする技術なのか?
コンクリート型枠工事に用いる金属製コーンで、穴埋めモルタルの代わりにモルタル製あるいはゴム樹脂製埋込み栓を用いる技術

従来はどのような技術で対応していたのか?
プラスチック製コーン(ロングPコン)除去+モルタル充填

公共工事のどこに適用できるのか?
コンクリート型枠工事全般

<新規性及び期待される効果>


どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・コーンの材質を、プラスチック製から金属製に変えた。
・コーンの径について、従来のφ23~45mmから、φ22mmに変えた。
・穴埋め方法を、モルタル充填から埋込み栓に変えた。
・埋込み栓の材質は、モルタル製あるいはゴム樹脂製の2種類から選定できるようにした。
・型枠面との接点に、ノロ止めパッキンを使用した。

期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・コーンの材質を金属製に変えたことにより、製品を転用できる。(転用回数の目安:3回)
・コーンの径を小さくしたことにより、コーンの補修跡が小さく目立ちにくくなる。
・穴埋め方法を埋込み栓に変えたことにより、手間を要するモルタル充填作業がボンドを付けて押し込むだけの簡単な作業となるため、施工性が向上する。
・モルタル製あるいはゴム樹脂製の埋込み栓は乾燥収縮がないため、水密性の低下やモルタルの抜け落ちを防止できる。
・ノロ止めパッキンを使用することにより、型枠面からのノロの浸入を防止できる。

 

<適用条件>


自然条件
特になし

現場条件
作業スペースとして、1m×1m程度必要

技術提供可能地域
全国

関係法令等
特になし

 

<適用範囲>


適用可能な範囲
かぶり厚さ70mm以下のコンクリート型枠工事 ※タイプは、35mm、50mm,70mmの3種(ねじ規格:W3/8)

特に効果の高い適用範囲
モルタル充填作業を省力化したい現場

適用できない範囲
・かぶり厚さ70mmを超えるコンクリート型枠工事
・ねじ規格W3/8以外

適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・日本道路協会「道路橋示方書・同解説 Ⅲコンクリート橋編」(平成29年11月)
・土木学会「コンクリート標準示方書(施工編)」(2012年制定)
・プレストレスト・コンクリート建設業協会「インサートの設計・施工マニュアル(案)」(平成17年4月)

 

<留意事項>


設計時
かぶり厚さが70mm以下のコンクリート型枠工事であることを確認する。

施工時
・ユニットコンを転用する際、ナット(ねじ規格:W3/8)は埋設となるため、施工箇所数必要となる。
・軸足を撤去する際、ソケットが必要となる。
・埋込み栓は、モルタル製あるいはゴム樹脂製の2種類から選定する。

維持管理等
特になし

その他
・ユニットコンは、3回程度の転用可能である。
・在庫として、ユニットコン70:20,000個、ユニットコン50:38,000個、ユニットコン35:15,000個保有。

 
 

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〒422-8043 静岡市駿河区中田本町64-1 TEL.054-285-3137 FAX.054-285-3160

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