片岡屋

レベルポイントミニLevel point mini

コンクリート床版打設時の天端表示具『レベルポイントミニ』をご紹介します。
【NETIS商品:QS-180004-VE】

<概要>


何について何をする技術なのか?
橋梁床版等のコンクリート打設において天端レベルを無溶接で表示する製品(取付金具+ゴム体)

従来はどのような技術で対応していたのか?
段取り筋への表示用鉄筋の点溶接

公共工事のどこに適用できるのか?
コンクリート打設において天端レベル出しが必要になる工事

レベルポイントミニ仕様(取付金具およびマーカー)

品名 D13-22用取付金具 D19-25用取付金具 マーカー
適応鉄筋径 D13,D16,D19,D22 D19,D22,D25
かぶり厚(mm) 35~45
グリーン

 

<新規性及び期待される効果>


どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・スラブ筋への固定方法を、専用金具のネジ締付固定に変えた。
・表示具の素材を、鉄筋からゴム体に変えた。
・表示具の固定方法を、段取り筋への点溶接から、ゴム体の差し込み式に変えた。
・ゴム体は転用可能とした。

期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・表示具取付用金具をネジ式締付固定に変えたことにより、熟練工に依存することなく、安定した固定が可能となる。
・表示具取付用金具をネジ式締付固定に変えたことにより、ボルトと蝶ナットの締付で、鉄筋固定や高さ調整が容易に行える。
・表示具の素材をゴム体に変えたことにより、圧送ホースの取り回し等で表示具を押し倒しても復元するため、所定の天端高さを確保できる。
・表示具の素材をゴム体に変えたことにより、作業員が接触しても危険性が少ない。
・ゴム体が転用できるため、コスト低減が可能となる。

<適用条件>


自然条件
特になし

現場条件
取付作業スペースとして、0.2m×0.2m程度必要

技術提供可能地域
全国

関係法令等
特になし

 

<適用範囲>


適用可能な範囲
鉄筋径D13~D25かつかぶり厚35~45mmのコンクリート打設における天端レベル出し(45~70mmは要相談)

特に効果の高い適用範囲
・施工面積が大きい現場(コンクリート床版等)
・打設回数が多い現場

適用できない範囲
・鉄筋径がD13未満あるいはD25を超える場合
・かぶり厚が35mm未満あるいは70mmを超える場合

適用にあたり、関係する基準およびその引用元
日本道路協会「道路橋示方書・同解説(Ⅰ共通編・Ⅱ鋼橋編、Ⅲコンクリート橋編)」(2012年4月)

 

<留意事項>


設計時
・日本道路協会「道路橋示方書・同解説(Ⅰ共通編・Ⅱ鋼橋編)」の床版厚さの精度に準拠する。
・適用鉄筋径およびかぶり厚を確認する。

施工時
・固定金具は鉄筋にボルト締め固定すること。
・蝶ネジで高さを保持すること。
・コンクリート硬化前(金ゴテ仕上げ時)に引き抜くこと。

維持管理等
・雨ざらしや直射日光下での保管を避ける。
・マーカーの転用は3回程度を想定しているが、劣化等を発見した際は転用を避ける。

その他
・1箱100個入り
・在庫として50箱程度保有

 

お問い合わせ


株式会社片岡屋 橋梁機材部
〒422-8043 静岡市駿河区中田本町64-1 TEL.054-285-3137 FAX.054-285-3160

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